なんか引っかかるのですこういうの。
12.13日にイタリアで原発凍結の継続の是非を問う国民投票が行われて
投票率約55%で国民投票が成立し、結果は継続すべし、という意見が90%を超えました。
いや、それはまったくモーマンタイ。直接投票での国民の意思は最優先されるべきでしょう。
問題はそこじゃなくて。
それを報じた記事の書き方がどうもおかしい。おかしく感じるのです。
「原発再開の是非を問うイタリアの国民投票は投票率が約55%、原発反対派の票が
9割以上を占めて圧勝した。」
間違いじゃない。間違ってはいないんだけど、これを読む日本人は「圧倒的多数で原発が
否定された」と思わないだろうか?
そうじゃない。投票に行った人の90%が原発NOと言った、つまり原発反対派は投票に行き
ほとんどの推進派は投票をボイコットした、というのがこの場合正しい。
投票に行かなかった人の中で「不成立を狙うために行かなかった」人がどれぐらいの割合かは
わかりませんけど、いわゆる「8:2の法則」を投票に適用してみると25%ほどいるのではないか。
だとすれば、その25%+反対票を投じた8%=3割以上の人が原発を持つべきと
考えているらしいことが推測できるのではないかとワタシは考えます。
3割の推進意見に5割の反対意見。全然「圧倒的多数」ではないのです。
この意図的にミスリードを誘うかのような書き方、あぁこの道はいつか来た道・・・
全く何も変わっちゃいないな朝日新聞。
ちなみに産経新聞・・・さらっとスルーするんじゃないかと思ってたんだけど、一応書いてあった。
1面じゃなくて2面ですけど(笑)しかも「独やイタリアは脱原発に伴う電力の不足分を
仏などの原発大国からの輸入に頼ることになる。産業用の電気料金の高騰も不可避で
欧州経済への影響も懸念されている。」
だって(笑)
くやしぃぃぃぃぃぃ!って感じが出てて大笑いしました。
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