2011/09/11

畑近況

 畑(というのもおこがましいが)の近況が送られてきたのでメモがわりに載せておこう。


冬菜(左)とバジルだったかルッコラだったか
 どうでもいいけど、雑草だらけ(笑

 まぁこれは好きでやってるというか




雑草を取らない方向でお願いしてるので

こういう風になっちゃうんだけどね。

とりあえず今は。
大根(上)とインゲン

植えてる野菜はいわゆる「固定種」というもの。


菜園をやってる方にはいまさらな話だけれど、野菜の品種は

「固定種」いわゆる在来種と「交配種」いわゆる一代雑種という

 ものに大まかに分けられます。

固定種は形質遺伝が固定されて いて、単一の親から増えるもの。

 交配種は複数の形質を持つ親からの雑種で第1世代の子(F1)だけが

その優性の均一形質をあわらすもの、とされてます。

大昔に生物の時間に習ったメンデルの法則だよね、覚えてるかな?w


葉っぱは穴だらけw




雑種である交配種は優性の発現が第一世代に限られます。

ということはタネを取ることができません。取ってもいいですが

親と同じ形質は発現しません。その代わり、といってはアレだけど

「雑種強勢(ヘテロシス)」効果というもので強く大きい個体が

優性遺伝の法則により同じ条件下では均一に育ちます。

 農家の生産現場で交配種が在来種を駆逐して広く栽培されている

理由がこれです。生産効率がケタ違いなのです。


が、我々農家でもなんでもない一般人が、家庭レベルの菜園で

これを栽培するメリットはほとんどありません。

インゲンはとても元気
トマトの時期に、トマトだけ集中して同時に実るのは農家にとっては

収穫の効率化でしょうけど、一般家庭では同時トマトテロです(笑

固定種はその親の形質だけ受け継いでますから、種を取った親

が違えば生育速度も食味もなにもかも違います。

逆に言えば、「この土地、この場所の条件」に適合した野菜を自分で

選抜、育成していくことが可能なのが固定種。

在来種というのはそうやって出来てきたものばかりです。

北海道にも在来種(正確に言えば外来種ですがw)がいろいろあって

多くは明治時代に日本中からきた開拓農家が持ち込んだり

北海道開拓使が海外から取り寄せたもの。

これをもう一度自分の手でやってみたいと思いました。


なので病害虫駆除は一切ナシ→ここに発生する食害虫群に強い品種を選抜

雑草もそのまま→雑草に負けない植勢の強い品種を選抜

のように、 オール放置の方向で、それでも育つ健気で強い(まぁ多少は味もいいw)

そういう My野菜を育ててみたいな、と。

まぁ、ズボラの言い訳って話もあるんだけどあーあーあー聞こえなーーーーい(∩゚д゚)

がんばれ!ぶぶの木
おまけ)

ウチの裏の野原から勝手に持ってきて正面に移植したカバノキ(たぶん)

季節外れの移植にも関わらず、健気に生きています。正直ダメかと思ってたんだけどw

なぜか「ぶぶの木」と名づけられているようです。

ぶぶというのはウチにいる猫の中の一匹の名前で本名は「ぶぶ湯」、元々は「うぶ湯」だった

んだけど、顔がぶーたれてるように見えるので「ぶぶ湯」呼ぶとき面倒なので「ぶぶ」←いまココ

なんでこれがぶぶなんだろうなぁ?

ってんなもん知らんがな(´・ω・`)

2 件のコメント:

  1. >病害虫駆除は一切ナシ→ここに発生する食害虫群に強い品種を選抜 雑草もそのまま→雑草に負けない植勢の強い品種を選抜、 オール放置の方向で、それでも育つ健気で強いそういう My野菜を育ててみたい

    そういう頼もしい育て方にシンパシーを感じますね!
    人の育成にも同じことが言えますよね。

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  2. miraさん

    あっはっは。これって「付いてこれない者は去れ!倒れたら置いていく!死して屍拾う者なし!!」って話だったりするんですがw

    おまけにそのサバイバルに打ち勝った者だけ大きく育ててその後、俺がおいしく頂いてやる、みたいな(爆

    どんだけだよ俺w

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