2011/09/16

このライトノベルがすごい

ライトノベル【らいと・のべる】:文庫やノベルスの形態で刊行される、概ねアニメ・漫画調のイラストが
表紙・挿絵としてついている(注1)主にティーン向けのエンターテインメント小説のこと。

(注1)このため電車など公共の場ではおっさん的に非常に読み難い(笑

とゆことで。
ライトノベルです、通称ラノベ。ライトノベルはラノベといいますがイノベーションはイノベとは
言いません、わかりましたね?テストに出ますよ?


古くはジュブナイル小説とも言われてました。コバルト文庫乙w
まぁ新井素子とか氷室冴子あたりが起源でしょうか。
あ、新井素子に反応した人、ズバリ!眼鏡っ子の文学少女でしたね?(爆

当時は、そうですね、文字で読む少女マンガという趣でした。
事実、氷室冴子の「なんて素敵にジャパネスク」はコミックスになりましたし。

まぁ今では
ラノベ原作のアニメ、コミックスなど珍しくもなんともありません。
このへんはまた後で書きますが そういう類(笑)の小説だということ。

ここまでが前置きです(なげーよ)

わたくし重度の活字中毒、略して「活中」何か読むものがないと挙動不審になります。
活中といってもヤンキーが「おぅ?オメーらドコ中よ?」「あぁ?俺ら活中だけどォ?何?」
みたいには使いません。すいませんどうでもいいですね。

なので手当たり次第になんでも読みます。タヌキも驚く雑食です。もちろんラノベも守備範囲。
というか好物。タヌキでいえばチキンラーメン。え?アライグマ?似たようなもんだろ(´・ω・`)

すいません。ココまでが前置き(その2)でした。

ようするにまぁいいトシこいた古参ラノベ好き、と。それをご理解いただいて…本題です。

『このライトノベルがすごい!大賞』konorano Award発表

大賞そのものは去年に続いて2回目なのですが、選考と発表は「別冊宝島」の中で
2005年から毎年、前年に発表されたラノベの中から選んでます。
去年は「バカとテストと召還獣」「とある魔術の禁書目録」「僕は友達が少ない」などが選ばれて。
一昨年はある意味、西尾維新の年で「化物語」シリーズがものすごい勢いでした。

特徴的なことは、売れたライトノベルは「ほぼ間違いなくアニメ化される」というここ数年の流れ。
簡単に言うとマルチメディア化です。DSやPSPなどのゲームにもなります。コミックにも。
マルチメディア化そのものはもはやなにも珍しくはありませんが、そこを取り仕切るのが

「角川書店」なわけですね(笑)

ラノベといえば「電撃」「富士見ファンタジア」「角川スニーカー」「富士見ミステリー」「ファミ通」
このへんですが、これらすべて「角川書店」です(笑)まぁ春樹だったり歴彦だったりするんですが
すべて角川グループホールディングス。全ラノベの出版量の8割がた占めてます。すごいね。

で、よくわからないのはこの角川の独壇場ともいえるラノベのAwardをなんで宝島社がやってんの?
まぁ宝島社といえば「このミステリーがすごい」(通称このミス)で有名ですからわからなくもない
こともないような気がしないでもないと言うにやぶさかではなくもある、そんな感じ。

まぁ宝島だしな(笑

谷さん申し訳ないがキモいです(笑
で、今年は「モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣)」
谷 春慶
「美少女を嫌いなこれだけの理由」
 遠藤 浅蜊
「ドS魔女のx x x 」
藍上 ゆう
「僕と姉妹と幽霊(カノジョ)の約束(ルール」
喜多 南
「R.I.P 天使は鏡と弾丸を抱く」
 深沢 仁

まだどれも読んでいません。まぁたぶんそのうち読むのでしょうけど。なんせ出版点数が多くてw
つうか「喜多 南」てどないやねんw

最後に。
新井素子風に言うと「え~と、あとがきです」(笑

個人的に好きな作品を挙げてみます。挙げていくとホントにキリがないのでめっちゃ絞ります(泣)

カイエたんと添い寝したいw
奈須きのこ「DDD」 この人TYPE MOONという超有名同人サークル
(今は法人)のシナリオライターだったのですが、この「DDD」というのは
初期に書いてあった幻の小説だったんだそうで。

出版するまで読むことの出来た人は5人だけだったという(笑
とにかく面白い伝奇ミステリー。つーか早く続き書けよきのこ。
つかお願いします仕事しろ。

イラストは同じくTYPE MOONのこやまひろかず。個人的には竹内崇の
絵が好きなんだけどなぁ、まぁ仕方がないな。つーかもうホント早く出して。


これはもうね、泣ける。

桜庭一樹「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」これをラノベと
言っちゃっていいのかどうなのか微妙なとこですが。

直木賞作家さんですね。そっちも読みましたが正直コッチの
方がしっくりときました。

オススメしたい。超オススメしたい。
特に小さな子供を持っているお母さんにはオススメしたい。

5割増しぐらいでわんわん泣けると思いますw


せもぽぬめで茶吹いたw
死ぬほど笑える「僕は友達が少ない」平坂 読
隣人部に入りたい。もうそれだけですね。

あと西尾維新の「物語」シリーズ、「戯言遣い」シリーズ、 「少女不十分」
なんといってもこの人は登場人物のセリフ、掛け合いが命。

 例えば。この言葉に「ラノベ?ふん」と鼻で笑える人はいるのだろうか?

「人間、全ての他人に対して常に平等であることはできないのだ。
誰かの味方をすることは誰かの味方をしないということで、
誰かの味方になるということは誰かの敵になるということなのである。

正義の味方は。
正義以外の味方を決してせず。
そして正義以外の敵だ。
そこには偽るべき要素は何もない。
つまるところ、正義とは。

全員に対する裏切り者――なのだ。」


それではまた(笑

2 件のコメント:

  1.  はい。新井素子に反応した元眼鏡っ子の文学少女
    です。 私のなかに・・も人目あなたに・・も徹夜して読みました~。

    小学校高学年から高校生まで新井素子→氷室冴子→
    藤本ひとみ と辿ったいわばえ~と割と正統派です。
    お小遣いかなりコバルトノベルに費やしたもんです。

    こんなに正統派なのにnobさんお奨めのどれも読んだことがないのはある時から小説というものをめっきり読まなくなったんですよね。

    私も相当の活字中毒なので小説以外のルポタージュ・
    ノンフィクション系は相変わらずの量なのですが・・。  小説に一旦手を出すと他の事に手がつかなくなるんですよね~。不器用っすから。

    >>正義の味方は。
    正義以外の味方を決してせず。
    そして正義以外の敵だ。


    そう、これって”決断の暴力性”ですよね。
    自分は正義の味方になる。と決めた時点で反対の立場の人にとっての暴力性が発生している。暴力性を嫌って非決断という選択をとった場合にも非決断の更なる暴力性が発生する。

    暴力性のない決断なんて存在しない。そう自覚して
    決断を下していくしかない。

    ラノベ、侮るべからず。

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  2. まりまんどなさん

    今読むとたぶんこっぱずかしさで悶絶しそうになりつつも決して目を離すことができすにごろごろフロアーを転がりながら「はぅー!」とか「ひぎぃー!」とか精神的痛くすぐり攻撃に呻きをもらしつつ読むハメになるでしょう新井素子。きっとまりまんどなさんも同じ(笑

    「私の中の・・・」あひぃー!!
    「扉を開けて」ぷぎゃー!!
    「ひとめあなたに」やめろやめろやめろやめろ
    「いつか猫になる日まで」逃げてー遠くに逃げてー!
    はぁはぁはぁ・・・

    このセルフ痛読書に匹敵しうる実力を持つのは片岡義夫ぐらいのもんですねw
    とりあえず真夜中の都会のマンションで月明かりの中、素っ裸で冷蔵庫からペリエ出して飲む=いい女、みたいなの、ぱじゅかしくて死ねるw
    「お願いー!積荷を捨ててぇー!!」って絶叫したい、わりとマジで。

    罪な時代だな80年代って。

    そうですね。正義(笑)スイーツ(笑)
    正義の味方は常に正義と共にある。
    なぜってそれは正義の味方だから。

    笑わせちゃいかんですよ。
    理由を自分以外の他に求めるヤツが。
    理由を他人に押し付けてなぜそれが正しいと言える?

    正義の味方は正義の味方と名乗った時点ですでに
    自分自身が正義でもなんでもないという摩訶不思議(笑

    だから「自分を含めたすべての者にたいする裏切り者」

    ここテストに出ます(笑

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