何を試されるんだろうドキドキ |
試される大地【ためされる・だいち】:1998年に制定された北海道
イメージアップキャンペーンのキャッチフレーズだったりします。
バブルが爆散してその直撃を受けた北海道拓殖銀行(拓銀)が
爆死したナイスすぎるタイミングに「マゾだべさ」「意味不明」
今ではむしろ褒め言葉(笑 |
と、道民からは散々な酷評を受けました。
「北海道試されすぎだろ」とこういうロゴも
作られたりしましたが、あれから13年、ちゃんと
今でも使われております。
オタ産業の殿堂。北海道をどうぞよろしく(笑
まぁ今回の本題はそうじゃなくて。
3.11からこっち、試されすぎを越えて何をされたのか俺にもさっぱりわからねぇ状態の日本に
さらに追い討ちをかけるこの台風。もうやめたげて!日本のライフはもうゼロよっ!!と
言いたくなってきます。まさに「試される大地 日本」です。日本、試されすぎワロタw
このキャッチフレーズは6万通の応募の中から選ばれた神奈川県の男性の作品だそうで
「“試される”は「誰かが誰かを試す」というつらい意味での“試される”ではなく
「自らに問いかける」あるいは「世に問う」というプラス志向を示す言葉であるとともに
前向きな挑戦する気持ち「TRY」の意味」が込められているんだそうです。
まぁぶっちゃけ後付け?(笑
そんな気もするんですけどまぁいいや。
先の見えない東日本の復興、先の見えない福島原発、先の見えない円高
そんなこんなの状況で前向きてアンタwて笑われるのはもうしょうがないんですけど。
「日本で唯一経営破たんした都市銀行」14年前の拓銀の破綻は当時北海道にとって激震でした。
「銀行が倒産するなんてそんなことありえない」そう誰もが思ってました。
銀行というのはいわば経済の血液を回す心臓のようなもの。それが止まるということは
すなわち経済の死を意味するわけですから。
関連倒産120社以上、負債総額1兆8千億円。「都市銀行20行は絶対潰さない」と明言していた
大蔵省に見捨てられた形で破綻した拓銀とその道連れにされた北海道の企業と地域経済。
それがどことなーーーく、今回の政府復興支援の足取りの鈍さ不透明さわかりにくさとあいまって
あのときの北海道の混乱と今の東北の混乱が重なります。
だけど、北海道は死んではいません。
あれから14年、まだ影響は消えてませんし、相変わらず低空飛行は続いているけれど
北海道人特有のこだわりのなさとw開拓で辛酸舐めた経験値のDNAで。
いつか復活するとワタシは思っています。
ですから「試される大地」の元祖、本家、総元締めの一員として(笑
「試される大地 東北」に改めてエールを送ろうと思います。
がんばろう 東北。
そのエール受け止めた。
返信削除もう、天災さんったら・・ ”ドS?”
まあでも考えたら東北なんて天災だけじゃなくて
ケガチに飢饉に・・・の土地ですからね。
ある意味試されっぱなし。
辛酸舐めた経験値DNAの濃さでは負けませんわよー。
うちの曽祖父は自分で船を漕ぎながら石巻の学校
に通ったのですが、小さいころは
”船漕いで通学。かっこいいなや”くらいに
思っていたのですが、大人になって考えてみると
その自立性ってすごいなと。その当時の人に
”自己責任”とか言ったら当たり前すぎて爆笑でしょうね。手前の命は手前で守る。これ原則。
昔の話しのように聞こえますがたかだか3代前の
話しですからね・・。 今女川歩いているとすれ違う
人の顔が今にも船漕いで通学しそうな顔している
人ばっかりです。泥すすって砂噛んででも生きていくって顔しています。 それ見ると大丈夫かな~って思ったりもします。
そういえば、
札幌といえば丸井今井だったのに。今は後ろに何だか
くっついちゃっていますもんね~。あれだって拓銀の
破綻の影響ですわな。
まりまんどなさん
返信削除丸井デパートを知っているとは通なw
おととし丸井は倒産しまして、札幌、函館はそれぞれ別会社が経営、室蘭、旭川は閉店ということに。
まぁどっちも三越伊勢丹の子会社なんですけどね。
結局、拓銀を潰しちゃったはいいものの、残ったマネーフローを受け入れることにした器(北洋銀行)があまりにも小さくて(笑
溢れたモンがそのまま内地に還流しちゃって北海道に残らなかった→現在に至るってことです。
小泉-竹中のアメポチコンビが金融ビッグバンとやらでアメリカ財務省に自由化けしかけられてやっちゃったはいいけど。
拓銀潰したその余りの影響の大きさにビビった大蔵官僚は再び口をぬぐって方向転換。
供物にされた北海道こそいいツラの皮ですよ(笑
まぁ身の程知らずにバブルに乗っかって不動産に巨額融資繰り返してその後清算子会社に焦げ付きすべて押し付けて逃げようとして逃げ切れなかった拓銀幹部のヴァカさ加減こそ笑うべきなんでしょうけど。
ここぞというときに一番信用できないのは政府。
まりまんどなさんの言うとおり、砂噛んでも泥すすってもぬかるみに滑って転んでも自力で這い上がり立ち上がる気概がなにより大事、それしかない。
上から垂らされたロープの端っこ、その気になって掴んだらそのロープの先に何があるか・・・とんでもないことになります。
宮城、福島、岩手。被災地の人はいまいちど心にとめておくべきだと思います。