えー、毎度ばかばかしい噺をひとつ。
今も昔も御身分の高い方々は、下々の庶民の生活はご存じありませんもので。
カップラーメンのお値段を「400円ぐらい?」と言ってしまって降ろされたどこぞの国の
宰相もおられるとかおられないとか。
そんなこともあるご時世ですので人の上に立つ者としては常々知りたいと思っておられるようで…
天候に恵まれた初秋の日。さる国王様がご家来を連れて、お忍びで日出ずる国、日本に
お越しあそばされたと思ってください。
この国王様、ずいぶんと若くていらっしゃる。ネットを駆使して日本のことをずいぶんとお調べに
なったらしい。 そこにきてお忍びですから、それはもう 「余はアキバとやらへ行ってみたい」やら
「メイドはいずこにおるか、ここへ」やら言いたい放題であったとかなかったとか。
そんな国王様、供の者を連れて目黒不動参詣へとでかけます。敬虔な仏教国の王としては
オタク文化にばかりかまけてもいられませんぞ、と臣下の諫言に嫌々ながら耳を貸したようで。
そんな国王様ご一行が目黒に着かれたのはお昼近くのこと。
近くの店舗から、なにやらいい匂いが漂って国王陛下の鼻をくすぐっております。くんかくんか。
その時、ご家来が「かような腹ぺこの折りには、二郎で肉マシを食したいものよ」と一言。
それを聞きつけた国王陛下「余もぜひ二郎というものを食してみたい」と言って聞かない。
さあ困ったご家来衆。「二郎とはXXXな食物でございますゆえ、お上のお口に入りますような
料理ではございません」とさんざ諫めたものの国王陛下の言いつけでは仕方がない。
長い行列に並んだものの列はなかなか動かないわ、いい匂いはしてくるわで王様もお腹が限界。
「民とはかような苦しみに耐えて食にありつくものか…」
などと余計なことを考えておりますとやっと順番がきます。
「おお!これが二郎というものか」
国王陛下初めて食べた二郎が空腹のせいもあり大層
気に入ったご様子で完食。
「二郎はラーメンにあらず、二郎は二郎という食い物じゃ!」
などとどこかで聞いたようなセリフさえ出る始末。
「あっぱれじゃ!」
忘れられない味になったようでございます。
ところがお忍びが終わり、王宮に帰っても、食卓に二郎の
ような食べ物は当然出てまいりません。
ある年のこと、今度は正式な招聘で日本に所用があり、新婚の后と共に来日の運びに。
「なにかお好みのお料理はございませんでしょうか。なんなりとお申し付けくださいまし」という
迎賓館総料理長の申し出に、国王陛下すかさず「うむ、余は二郎が所望じゃ!」と注文した。
驚いたのが外務省。さっそく二郎の三田本店から店長が召しだされ築地から最上級の材料を
取り寄せ、二郎のような二郎じゃないようなものが完成したのだが…
「このように脂が多いものをさしあげて、もしもお体に触っては国際問題」と、肉はヒレ肉に
スープは脂を抜いてもやしは一本ずつヒゲを切り取り、素うどんのようになった二郎を出した。
「なに、これが二郎と申すか。まちがいではないのか?たしか、もっと脂がギトギトとして…」
それはそうでしょう、脂が抜けてぱさぱさの二郎がおいしいはずがありません。
「これ、この二郎、いずれよりとりよせたのじゃ?」「ははっ、三田本店にござります」
「あっ、それはいかん。二郎は目黒にかぎる」
というようなことがあったかなかったな知らないけれど。
壮絶に2ちゃんねるとツイッター民が釣られた件w
「ブータン国王、二郎のラーメン食べたいっ!キリッ」
んなわきゃねーだろwww
おあとがヨロシイようで。^^
返信削除幸せにとどめを刺しに行きます!ってのが良かった
と思います。
妃さま、二郎には行かなかったみたいですが銀座のユニクロでヒートテックインナーとダウンジャケットを購入されたようですw
返信削除王族がユニクロって、かわいらしいね。
仁科亜希子の若い頃に似てるよね、と言ったら「誰それ」って言われた…(´・ω・`)
関連スレにジェツン・ペマさんについて書かれたwikiが貼られてたので見てみたら
「ダライラマ14世の実妹・・」っておまそれ別人ww
どんだけ年離れた妹だよ、むしろ孫だよw
ネットはこれだから困るw