2012/08/20

あなたの知らない世界~Zwei

またしても続く続く詐欺かと思われたエロゲネタ。やっと続きです。
ていうかさわやかな北海道から戻ってきていきなりエロゲネタってどうなんだ実際w

人としてどっか間違ってないか?大丈夫か?
うむ、大丈夫だ、問題ない。各方向から検討、確認してまったく問題ない。
だいたい前方35度、後方27度ぐらいの範囲で。

狭っ、ものすご範囲狭っΣ(゚д゚;)!


でもまぁ、パンくわえて走ってきて曲がり角でぶつかって転んだらぱんつが☆見えた!!

そんな頭悪い出会いシュチュエーションで始まる物語に広い視野など必要ないッ
いやむしろ視野が広かったらぶつからないし。始まるものも始まらない、ってことで行くよっ。
評判よかったら「あなたの知らない世界 3部作」とか「季刊 あなたの知らない世界」とか
「毎月集めてエロゲを完成させよう! 月刊 あなたの知らない世界」おまえそれ最初から
エロゲ買ったほうがずっと安くねぇか?みたいな展開まで視野に入れて(いや、入れんな)


1)なぜ人はエロゲーをやんのか。

いろいろ答えはあると思うのですが、ワタシは村上春樹氏がエルサレムで行った受賞スピーチに
その答えのひとつを見出します。

村上春樹をいきなり肥溜めに突っ込むのかお前は、ってファンの方々にマジ殴りされそうですがw
  「高くて、固い壁があり、それにぶつかって壊れる卵があるとしたら、私は常に卵側に立つ」
 まぁハルキくんは卵が勝手に壁にぶつかって壊れると思っているようですけれども(笑

その基本的な立ち位置はワタシもなんら変わりない。壁がいかに正しかろうが、卵の存在が間違っていようがそんなものは関係ないです。
システムはそのシステムたる与えられた正当性でもって存在し、そこからはみ出るものを許さない。
あるべき社会のよりよい存続のために。

クソ食らえですね。 ( ゚Д゚)ノω ツイデニチソコクラエッ!

誰かのち○この勃ち方にイチャモンつけてどーする気だこのアホどもが!と言ってやりたい。
 近年、あちこちで勘違い団塊都知事とか勘違い花畑中国女やらが「非実在青少年」とかいう
奇妙な概念を持ち出してエロ規制に余念がないようですけれども。

テレビでぱんつ見えそうなミニスカはいて媚売って擬似少女売春やってたのどこのどいつだw
リビドー大爆発のガキどもの乱痴気話を書いて賞もらってデカい顔してたのダレだよw

フザけんな。チソコ勃たなくなった爺は盆栽でもいじってろ。生理あがった婆は縁側で猫でも撫でてろ。
いちいちつまんねーこと口走ってんじゃねーよ。

ま、そんなこんなでいろいろありますけど。
やはり根本的な理由としてはエロが好きってことなんですけどね(笑
当たり前のことですが。甘いもの嫌いな人はわざわざ鯛焼き買いに行きませんし、それ以外の
理由があったにせよ、嫌いなものをやんごとない理由で食べるよりも好きで食べたほうが幸せだ。

本人も鯛焼きも、どっちも。それでも「甘いもの」でひと括りにして嫌うよりはいいのかも知らんけど。

2)エロゲーってどこがいいの?

難しいですけど、ひとことで言うなら「男のために作られた優しい嘘」だからですかねw
よく女の人がアニメのキャラ(女)を見て「こんな女どこにもいねーよw」って言うけれど。
当たり前だっつーの。リアルがきっついからフィクションに癒されるんじゃねーか(笑
天に唾する行為っていうんだそういうのw

男ってナイーブで傷つきやすいんだよ、いや本当に。

それは「エロゲのエンディングはほぼ100%ハッピーエンドである」って事実が証明するのです。
ハッピーエンドじゃないエンディングもごくまれに存在するけれども、本当に救いがない欝エンディングというのは存在しない(いくつかの例外はあるけれどw)
ヒロインの死(もしくは主人公の)とか、別離でしか終われない物語であっても、ハッピーじゃなくてもある種のカタルシス解放によって、もしくは未来への希望という形でもって収束する物語として作られるのです。

男ってなんて優しい生き物なんだろうw

まぁもっとも、高い金払って買って、時間かけてゲームやって攻略して、救いのないエンド見せられたらおじさん暴れちゃうよ?わかってる? って無言の圧力をメーカーが感じてる部分もあるんだけどw

あと名作といわれるものに共通してあるのが「エロさえ入ってれば後はなんでもあり、でいいよ」
という自由度に裏打ちされたやりたい放題っぷりですね。18禁ゆえの魅力というのはそれ。

にっかつロマンポルノの作品が「ロマンポルノでは裸さえ出てくればどんなストーリーや演出でも何も言われず自由に制作できた」ってのと同じ空気を持っていたのです。

あるものは社会派の差別問題のオマージュだったり、あるものは人の精神の裏奥の追求だったり
繋がりを求める人の強さ弱さだったり、人の命と想いが形作るものへの憧れだったり。
もちろん人の持つ暴力、破壊、そんなファナティックな面を描いた作品もありますし。

愛って何だ。罪って何だ。絆って何だ。人の想いって何だ。 命って何だ。

 そんなものがたっぷりと語られています。たかがエロいゲームのくせに(笑
 そんな蟷螂の斧的な、そこにしか表現の場を得られなかった人たちの叫びというかね。
 かつて手塚治虫がそうだったように、宮崎駿がそうだったように、神代辰巳がそうだったように。

まぁ能書きばっか垂れてもしょうがないんで実際やってみてくださいというしかないのですが(笑
なかなかそうもいかない現実ってのはありましょうし、なにせエロゲってのはPC/AT互換機限定。
つまり Macじゃできねーんだよwwざまぁwwってやんごとない理由もありで。

しゃーないのでエロゲ作品のエッセンスでもあるOP、PVをいくつか紹介して終わります。
映像、音楽、構成、デザイン「なんだエロゲか」と思わずにじっくり見てみてください。


OPに定評のあるエロゲといえばminoriというメーカー。これは今年の作品で正確にはエロゲではないのですが、まぁエロゲメーカーが作ったということで。「すぴぱら!」という作品のOP

度肝を抜かれます。凄まじいとしか言えない。この圧倒的な映像の作り込み、演出、カメラワーク。
軽快な音楽によく動くキャラ。ここまできたか…という感想しか出ないのが我ながら残念。
できるだけ大きな画面で見て欲しい。コレを見て何も感じない人と語るべきことは何もないと思うわw

何を貼ろうか、もう迷いに迷うんだけどね。名作が多すぎてどれを紹介してもコレジャナイ感がw
やっぱ「車輪の国 向日葵の少女」これははずせないなー、法月先生の演説に濡れるわー(笑
伏線に次ぐ伏線、そしてその回収、どんでん返しとはこうやるんだ!という見本のような見事さ。

内包するテーマはドフトエフスキーそのもの。罪とは、罰とは、そして正義とは。18禁などと言わずに
中学生になったら文科省推薦で夏休みにやらせるべきだろこのゲーム、とけっこうマジで思う。
 歌は片桐烈火さん、この人もkotokoと並んでエロゲソングの女王といっていいかな。
もうOPだけで名場面がいくつも思い出されて画面がにじむw

続いてそのkotoko&I've soundの名曲「同じ空の下で」があまりにも有名な「家族計画」
天涯孤独な青年、リストラ中年、密入国者、自殺願望の女性、虐待から逃れて家出した少女、そんな社会の弱者たちが寄り添って擬似家族を作る、というストーリー。シナリオは田中ロミオが山田一名義で書いています。これもごっつい泣けます。


OPがすごいといえばこれをはずすわけにはいかんだろうなぁ…ゲームは微妙なんだけどw
いまや世界の新海誠がOPを担当した「ef - the first tale」
何度見てもサビの部分のカメラワークと演出のすごさに鳥肌が立つ。
ゲーム本編のシナリオはうんこだと思うけどねw

で、ここまで見て「そうかー、エロゲって思ったよりもソフトでとっつきやすいんだな」なんて勘違いして
不幸なことになっちゃったら困るのでw
そのへんのアフターケアもちゃんとやります仕事が丁寧なわたくし(笑



わたくし史上、極めつけの欝ゲー。やった当時はあまりのグロさに本当に吐き気がしましたね(笑
なんの救いもなく解放もなくただただ人が壊し壊れていくカオスな逸品w
やばいっす。マジこれヤバいっす。ですがこれもまた18禁であるがゆえの自由さです。
やわな精神で自由さを語るなどちゃんちゃらおかしい。そんな哄笑が聞こえてきそうなw

まー、こんなもんでとりあえず勘弁してやろうと思うのですが。
いかがでしたでしょうか。
なにせ通算150タイトルぐらいまでは記憶にあるのですが、たぶんその倍近くはやってるのでw
そのうちまたこんなんやってやろうかなと思います。

2 件のコメント:

  1. おかえりなさい^^
    ご無事でのお帰り何よりです。

    で、早速minoriですね
    すぴぱらですね
    efですね~(笑

    すみません、深夜なので頭がまともに働いていませんw
    これでPC落としてペルセウスを拝んで寝ます(笑

    また、後ほどw

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  2. えぇminoriっすw
    いかにOP詐欺とはいえ、ここは避けては通れないw

    最近のOPはフルアニメーションが多いですよね。Flashの昔ながらの(笑
    立ち絵OPも演出の腕のみせどころって感じでなかなか捨てがたくて好きなのですが、まぁ全体のボリュームが一昔前から較べれば信じがたいような容量ですし、推奨スペックもインフレ傾向ですし。

    「3GB越えてんのかこれ!?」なんて驚いていたころが懐かしいような。
    スクールデイズの修正パッチが1GB超えてて「ギガパッチ」とか話題になったり。今じゃ5GB越えてても珍しくもなんともないですものねぇ、むしろフルプライスで容量小さいとコスパが悪いと叩かれるw…時代だなぁ。

    そうかと思えばTYPE-MOONのような古式ゆかしいボイス無しのノベルゲームの王道を行く、みたいな作品も出てたりして。あれはあれでよいものですし。
    たまーに繰り返してやってみようかなと思うのはそんな古くさい数年前のゲームだったりしてw

    まぁ「なんでもあり」がこの業界の最後の牙城というか頼るべき矜持であろうと思うので、アイディアと資金の続く限り、どんどんやっちゃってほしいと思います。

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