日曜日に観たアニメの話でもしてとりあえず下にさげちゃうか。
まずはこれだ。
「謎の彼女X OVA 謎の夏祭り」
いやもうね、なんていうかキュンキュンきちゃうよおぢさんw
絵柄はいまどきどうなんだこれ、みたいなキャラデザだけど
なんか島本和彦が風邪こじらせて弱気になったときに
描いた絵なんだけどさ、みたいな絵だけどw
この昭和感がたまらんのだよ!
ストーリーがまたね、手も気軽につなげないカップルなのに
「唾液交換」しちゃったりする上級者っぷりで
オンエア当時は「病院逝け」「むしろ病院が来い!」なんて。
そのOVAがまともであるはずがなくてですねw
高校生が夏祭りで2対2でダブルデートとかしちゃうんだよ、このご時勢にwwもうたまらんでしょ。
なにそのヘタレっぷり。なのにやってることは「唾液交換」だよ、どうなってんだよホントw
何かっちゅーと間接キスとか意識しちゃってもうかわいいったらないけどやってることは「唾液(ry」
おまえらもうキスするなり縦笛舐めあうなり好きなことやればいいじゃねーか!!って 机バンバン叩いて頭抱えてはじゅかしさに転げまわるw
でもなんかそういう嬉し恥ずかしな時代をふと思い出しちゃったりしてそれもまた愉悦☆で昼間から飲むビールがうまいっちゅーの。
たまらん。
次に観たのはですね。
「とある飛空士への追憶」これ劇場版なんですけど原作は小説。
長い戦争をやっている2つの国があって、被差別階級出身だが腕はエース級という傭兵パイロットが次期王妃として王子に
見初められたおぜうさまを本国まで送り届ける任務を受けて。
まぁ、あんまネタバレしちゃうと未見の人に怒られちゃうのでw
さっくりと感想だけ言いますと。
シャルルは俺の嫁。
シャルルって姫じゃなくてこのパイロットなんですけどねw
シャルルが健気で健気で泣けるんだよこれが、うん。
ただね、言わせてもらいたい。 これだけは言える。
声優がどヘタ。聞くに堪えないどヘタ。
姫様、ファナ役の竹富聖花とかいうグラビアモデルらしいけど。もう最悪。ブチ壊し。
もうやめろよっての。声優使いなさいよ。せめて役者使いなさいよ。なんで大人の事情のゴリ押しを通しちゃうのか。原作はすごくいいのに、作画も音楽もよくやってるのに。このファナ役のスベタの
ズコーな演技のせいで凡作になっちゃった。とっても残念な作品。
あ、シャルル役の神木隆之介くんは悪くなかったよ。このスベタが全部悪い。
次は。
去年の春に封切られたヤツで。何度も紹介してる新海誠の作品。
「星を追う子ども」やっぱさすがですよ。さすが新海誠。
背景の絵が超絶キレイ。
そんかしキャラデザがとっても微妙w
女の子の頭が妙にデカかったりするんだが。
ま、しゃーなしだな!そこは新海誠には求めてない、うん。
長野(っぽい舞台)の小学生(っぽい描写)の女の子が
地下世界から来た(と思われる)青年と衝撃的に出会ったことでうんたらかんたら…という話なのですが。
出会った青年が死んでしまって、その後、彼にそっくりな男の子が現れて、で、その男の子の後にくっついていって地下の異界を旅するんだけど.
動機がさっぱり意味不明。「わたし、わかったの!」いや、おまえはわかったかも知らんけど俺にはさっぱりわからないよ。小学生にして色ボケたのかおまえはw顔がそっくりなら誰でもいいのかw
それなんて冬のソナタ(爆
むしろ、最初の青年(シュウ)の弟であるそっくりな彼(シン)が自分の存在、あるべき場所を求めて悩むくだりとか、一緒に旅をするおっさんの「亡くした妻を生き返らせるためならなんでも…」という妄執、ある意味純愛の末の自己韜晦なんかは非常によくわかるというか面白いのに。
このヒロインの女子小学生の電波すぎる思い込みの強い行動原理って、なんかに似てるなと…
あ、わかった。ジブリのヒロインたちだ(笑
そう思って見始めると、もう全編丸ごとジブリにしか見えないw
「これは新海誠、これは新海誠…」って呪文唱えつつ見てないと、ついジブリ気分で見てる自分に気づくわけよw
だがそんなものは新海誠に期待などしてない!
彼のため息が出るような美しい風景の描写、光、雲、星空、滅びた遺跡、廃墟となった村…
もうただのCGアニメーション画集買ったつもりでいいよ。もうそれで十分おつりがくるほど。
ただ人物とストーリーが邪魔ってだけです、そのぐらいは我慢します(笑
そのほかにも前のアニメもう一回見たいなと探したり、そういやあれはどこだっけ?なんてごそごそしては見てるうちに一日過ぎてしまいました。
人生は短く、見るべきアニメはあまりにも多い。さて録画してある「氷菓」と「人類は衰退しました」を見なくっちゃ!忙しい忙しい。
と、ここで業務連絡or追記(誰にともなく
某所から「エヴァンゲリオンの解説やれよ(#・∀・)ゴラ」って聴こえてきたりこなかったりするですが。
すみません、わたくし如き非才の身ではアレをまるっと解説するなんて無理ゲーにもほどがありw
言うなれば残機1だけでスペランカーをクリアするに等しく(逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げt…
これを貼ってLCLを濁して強制排出しようと思います。許してw
なかなかに短いながらによくできてます。エヴァのキモの部分がまったりと含まれております。
これをご覧になって「これはナニ?」という部分をご質問いただければ答える用意があったりw
島本和彦氏はアニメイト店長ですよね。線の書き込み懐かしい漫画。スクリーントーンってなに?おいしいの?的な(笑)
返信削除唾液交換と言うところが現代的ですね。
海外旅行帰りの親戚のお兄さんから借りたプレイボーイを、皆で回し読みして、プラチナブロンドのヘアーに盛りあがった我々世代にしてみれば、チソコなんてワードを入れればいっぱつ検索、くっきり映像の現代っ子。
情報を段階的に知る醍醐味を味わえない、ある意味可哀想な環境にあるのかもしれませんが(笑)
エヴァのセカンドインパクト。みさとさんが見たこと。
綾波はシンジくんのおかあさんと使徒のなに?
握りつぶされちゃうその子はだれ?
わからないことだらけで、このコメント欄だけでは
「これは何?」足りないかも知れません^^;
いよいよ贖罪の時がきたかw
返信削除新世紀エヴァンゲリオンという物語は旧約聖書の中のモチーフを多用してます。
そもそも名前がエヴァンゲリオン、つまりエヴァンジェリン-福音ですし。
なんもかんもすっ飛ばした説明をすると、セカンドインパクトとは。
南極で発見されたアダム(シト)の持つ生命の実と人類が持つ知恵の実を融合させて、行き詰った人類を楽園追放以前の原初のヒトの姿に戻そうぜ、というゼーレの人類補完計画の則り、ヒトの遺伝子をアダムに移植しようとした結果。
アダムは覚醒したのですが強烈なアンチATフィールドが展開されて局地的にすべての生命が消えうせてしまい、ここままでは人類が消滅してしまうといろいろやったあげくにS2機関が暴走を起こして仕掛けておいた自爆装置と勝手にリンク、アダムは地上に出現して巨大なエネルギーを放出、結果大爆発を起こして南極大陸は消滅、地軸の移動による災害で世界の人口の2/3が死滅して生態系も激変、ということが起こった事件。
ここまで書いただけでうんざりしました(笑
しかも何の説明にもなってないしw
ミサトさんはこれを行った葛城調査隊の隊長さんの娘。当時14歳で唯一の生き残り。彼女を助けたのはお父さん、でもその身代わりでお父さんはお亡くなり。
ミサトさんはこのとき地上に現れたアダムを使徒だと思ってて(使徒なんだけどw)お父さんを殺した使徒を憎んでますが、お父さんが自分の身代わりで死んだという事実を物語後半まで受け入れられないでいます、というかゼーレに騙されてます。うすうす気づいてはいますが。
綾波レイは…うーん、困ったなw
エヴァというのは人工的に作られた使徒です。ですが動力の生命の実も魂もない人形なので生命の実の替わりに電力を(アンヴィリカブルケーブルで供給)魂の替わりにエントリープラグとLCLを使っています。その開発に当たったのが碇ユイさん、ゲンドウの奥さんでシンジのお母さん。
起動実験の最中にユイさんはエヴァに取り込まれてしまします、というか望んで受け入れたフシもあり。結局ユイの魂は初号機に溶けてしまい、残った肉体と初号機の製造元であるリリス(セントラルドグマの地下にいる)の遺伝子が融合してできたクローン体がいっぱいできました。それがレイです。
エヴァの起動には魂の融合(シンクロ率)が重要なので近親者(というか母親)の魂が溶けているエヴァにその子供が乗る、という方法しかないのですが、綾波レイはオリジナルのリリスの魂を持ってるので乗れるのです。
「わたしが死んでも替わりはいるもの」の言葉通りいっぱいスペアがありますが、魂は地下にいるリリスのものを入れて使いますので同時多発綾波レイはできません。
レイがゲンドウとシンジにだけやや人間くさい反応を見せるのもそのせいです。
で、握りつぶされる子?誰?って思ったんですけどカヲルくんかな?
カヲルくんはセカンドインパクトの日に生まれた子供で彼はシトです。シトであり最後のエヴァのチルドレンとしてゼーレが送り込んできた少年。
アダムとヒトの遺伝子が融合したもの。レイがヒトとリリス、カヲルがヒトとアダム、なのでカヲルはレイに向かって「君は僕と同じだね」と言います。
で、カヲルくんの元になったヒトとは誰なのか、はい、その通り。ユイです。
つまりレイとシンジとカヲルは異父母兄弟のようなものなのです。
まったくこんがらがった糸のような物語でこんなものを考え出した庵野という男は天才と言おうか種が違うというか、気が違ってるというか(笑
俯瞰するとひとつの物語なんだけど、ズームしていくとそれが多数の物語とそれを成立させるための血管と神経がごちゃごちゃに折り重なりもつれ合って走っていることに気がつく。
そうなるともうどこから手をつけてよいやら…w明星兄ならその困惑きっとわかってくれるw
描かれるテーマは自身と家族と他者との関わり。
返信削除もっと大きく言えば魂の委ね先を問う物語。
劇場版ラストシーンでシンジがアスカの首を絞めながら泣きます。そしてアスカはそのシンジの頬を撫でながら
「気持ち悪い」と言いますw
人と人との間にある心の壁、これがATフィールドならそれは他者に対する恐怖で出来ています。
これをフィードバックするのが自我です。つまり人が人であるためには他者への恐怖、それゆえの攻撃性をも含むことを是としなくてはなりません。
エヴァが母親の魂を持ち生命の実を持ち、ただひとりの子だけを胎内に受け入れてその恐怖から守ってくれる存在だとしても
シンジ「裏切ったな。僕の気持ちを裏切ったんだ」
レイ「はじめから自分の勘違い、勝手な思いこみにすぎないのに」
シンジ「みんな、僕をいらないんだ。だからみんな死んじゃえ。」
レイ「では、その手は何のためにあるの」
シンジ「僕がいてもいなくても誰も同じなんだ。何も変わらない。だからみんな死んじゃえ」
レイ「では、その心は何のためにあるの」
シンジ「むしろいないほうがいいんだ。だから、僕も死んじゃえ。
自我もなくゆえに恐怖もなく生命の水にすべて溶けて他者との隔てのない融合はカヲルくんの「生も死も僕たちには同じ意味さ」という言葉の通り魂の停滞を意味します。
レイ「ATフィールドを失った、自分を失った世界。どこまでが自分で、どこから他人なのかわからない、曖昧な世界。どこまでも自分で、どこにも自分がいなくなっている、脆弱な世界」
シンジ「僕は、死んだの?」
レイ「いいえ、全てがひとつになっているだけ。」
レイ「これがあなたが望んだ世界、そのものよ」
シンジ「でも、これは違う。」
シンジ「違うと思う。」
ここでシンジはそれを拒否します。
それを拒否するならばシンジは外へと向き合う必要があります。そしてそれを受け入れてくれる存在もまた必要になります。
それがアスカの首を絞めるシーン。そしてアスカはそれを受け入れた。「気持ち悪い」と言いながら(笑
もう頭がギブ状態なのでエントリープラグ強制排出しますが。
「人はひとりじゃ生きていけないよね」っていう、たったそれだけのことじゃねーかとw
「まごころを、君に」(笑