ちょいと古い北海道新聞の記事を引用します。
「札幌市白石区のマンションの居室で20日、遺体で見つかった40代の姉妹とみられる
女性2人の死因は22日、札幌白石署の司法解剖の結果、姉とみられる女性が脳内血腫による病死
妹とみられる女性が凍死と分かった。
死亡時期は姉とみられる女性が昨年12月下旬~1月上旬、妹とみられる女性が1月上旬から
同中旬であることも判明した。
同署は姉の急死後、知的障害のある妹が1人残され、外部の人と連絡を取ることもできず死亡
したとみて、身元の確認を急いでいる。」
気になったので周辺の事情をいろいろと探ってみました。
前年の11月から料金滞納でガスが、今年に入ってから電気が止められていたそうです。
障害のある妹のほうは養護施設に入居しておらず、姉と2人暮らし。
姉は求職中で生活保護は受けていませんでした。
発見されたときテーブルに現金が4万3千円残されており、姉の所有していた携帯電話には
姉の死後に妹がかけたとみられる通信履歴が残っているそうです。
その通信履歴。「111」とか「112」だったそうですよ。
くぅー惜しい…切ねぇなぁ、これは。
ちなみにその番号、111にかけてみると「ただいまから着信試験を行います」という
音声ガイダンスが流れます。
その声に向って必死に訴えたのかもしれないなぁ…助けを求めたのかもしれないなぁ…
うわー、なんだこれむっちゃ腹立ってきた。
障害のある家族を抱えてひとりで世の中に立ち向かうのは辛すぎんだろ。
日常的に面倒みなきゃいけないレベルなら仕事だって限られる。
よしんば。
超人的な頑張りで暮らしを支えたとしても、その支えてる人がポッキリ折れたら…
そもそもなぁ、冬の北海道で料金未納だからって電気止めんなよ>北海道電力。
死刑宣告に等しいだろうが。原発はホイホイ動かすくせにしやがって。
電話もかけられない、外に助けを求めて出られないって時点で重度の知的障害だろ。
なんで福祉サービス受けてないんだ?ソシャルワーカーは把握してなかったのか>白石区
札幌に、母子加算がなくなるのは納得できない、って各地のデモにすごい勢いで参加してる
うつ病で働けないことになってて生活保護受けてる有名なばばあがいるだろ。
それが問題なくて、なんでこの人らが生活保護を受けられないんだ?>札幌市
言いたかないが虚偽申請紛いで生保もらってパチンコ屋通いしてるクズもいっぱいいるだろ。
スズメの涙の年金貰うより生保もらったほうがトクだって嘯いてる恥知らずだっていっぱいいんだろ。
なんで本当に必要な人たちのところに限って届かないようにできてんだよ!
まぁこの場合は姉が死んで妹が残された時点で詰みだったのかもしれないけど。
それでも
納得いかねえよ。
あぁ、納得いかないねぇ。
他に頼る身内も無く、一人で負担を背負って生きて来られたのですね、このお姉さんは。40代の若さで脳内血腫で急死されたということもその負担の大きさを物語っていて、やるせない程哀れです。重度の障害者や病人を抱えていると、心身の負担だけでなく経済的にも家族だけでは抱えきれない事がどれだけあるでしょうか。実際世話をしてあげている自分がいなくなったら、障害を持ってる家族がどうなってしうまうだろうかと皆さん大きな不安を抱えていらっしゃいますよね。こういう家庭を支援してくれる社会保障もっと改善してほしいものです。
返信削除この日本で、凍死と言うのが悲しいです
返信削除万が一、お姉さんが自宅で自分で世話をすることを望んだとしても
こういう人たちの状況を把握して、毎日一回でも電話かけてみるとか
覗きに行くとか、そういう援助ってできないんでしょかね
仕事探してる人結構いるだろうから、そのための人を雇えばいいじゃん
で、そういう人たちのお給料は、、、、国家公務員や市長,道長、県会議員なんかの給料削減して創り出せばよい
ずるい奴がのうのうと大手を振って得をする
そういう社会はもうおしまいにしてほしいです
せめてあっち側では
二人仲良く 暖かく 暮されることを心から祈りつつ...合掌
mira姉さま
返信削除親御さんはいるのかいないのか頼れなかったのかどうなのか。
結果としてコレだということは推して知るべしということか…
なぜ?は残りますが介護にしても養護にしても生活保護にしても。
すべての要求に応えることはムリならば優先順位というのはあって然るべきですよね。
社会保障といいつつも、手をかけやすいところから手をかける、みたいなご都合的な面が多くの自治体で見られます。そして臭いモノには蓋をする…
特定のチャンネルからだと申請が通ってそうでないものは弾かれる、そんな話も日常的に聞くところ。
制度が人権屋やプロ市民団体のエサとしか機能してない部分もあるんじゃないのか。そう思うと腹が立ってなりません。
十分なパイがない実情でそれでは本当に必要としている人の手には届きません。
貧困とそれにおためごかしにタカる左翼は北海道の暗部のひとつ。
蟹工船以来の伝統芸ですが(笑
なんとかしなくちゃなぁ北海道…こういうのはホントもういい。
JUNKOさん
返信削除日本でも餓死やら凍死というのはすぐ隣にいます。
マイナス10度の気温の中で部屋に暖房がなければ、そしてそれをしのぐ術を知らなければ、結果は明白です。
低所得世帯が多い北海道で冬の暖房費がどれだけ家計を圧迫するか、経験のない人には想像がつかないかもしれませんが、それはもう切実です。
米は切らしても灯油は切らしちゃいけないんです。じゃないと死ぬというのが実感。両方切らせば確定ですよw
公務員みたいに冬季暖房手当てがつくような人たちは別ですけどね(笑
そうですね、そういう公共御用聞き、みたいな制度はあっていいかもしれません。
ちょっとした買い物とか頼まれごととか、昔はご近所が持ってた機能がすでに失われているならば、それに替わるものが必要なのかも。
ワタシの知り合いで食材の宅配をやってる人がいますが、仕事の半分はじじばばの話し相手よぉー。と言ってましたw
日本で新しい介護ビジネスとしてどうですか?>junkoさんw
この前我が家の暖房とお湯が止まりましたが、たった1日でも辛かった..と嘆いた事が本当に恥かしい。
返信削除このお二人、何とかならなかったのかなあ。
フランスで、以前、逆のバージョンで猛暑の時にやはり一人暮らしのご老人がお水も買いに行けずバタバタとなくなったことがありました。それから猛暑というと救急ダイヤルじゃないけど、一人暮らしのご老人のところには定期的に電話がかかるシステムができました。
生活保護申請とか、介護の登録とかのお役所仕事じゃなく、ご近所くるみの助け合いみたいなものが都会じゃなくても、なくなっているんでしょうか。
そういうものを頼んで何となくみじめな気分にさせられてしまう人っていると思う。
フランスもマイナス温度になると、必ず路上生活者達のところに車が回って、「温かい食事やシャワー付きベッドが用意されていますよ」って声をかけるんですが、その様子を見たことがあるけれど、汚い臭いなんてまるでないかのように、本当に人間対人間のお付き合いみたいに凄く丁寧です。
抱き起こす時も凄く優しいし、彼らの持ち物も投げたりしない。同じお役所仕事なのに、なぜか日本はあまりそういう接し方するお役所の人みたことがないです。
母が痴ほう症になった時も、お役所の人は数日接した後「貴女はさぁ、フランスに行く人だから言うけど、僕こういう痴呆老人、本当は大嫌いなんだよね。この仕事をやった方が、上の覚えが良く出世が早いからやってるけど」だったもの。
今は苦しみから解放されたお二人のご冥福を心からお祈りします。
kanafrさん
返信削除これちょうど年末~1月初めのクリスマス寒波が北日本を襲ったそのタイミングなんですよね。
それがまたなんとも象徴的でやるせない。フランダースの犬は昔話じゃないです。
もちろん格差だの不平等だのいまさらそんな毒にも薬にもならないタワゴトほざくつもりはないですが。
むしろ格差と不平等をちゃんと認めないとそこから先には進めないと思います。
人は平等であるべき、格差はいけないこと。そんなこたぁわかってる。
だからといって運動会の徒競走を廃止するようなやり方じゃどこにも行けない。
これも「原発は安全」だから安全対策は不要、というロジックと共通します。
建前が現実を侵食して、それを前提に物事が進められていく恐ろしさ。誰も現実の空洞を見ようとしないなら、その空洞に近い人から逃げる術のない人から順にそこに飲まれていくだけです。
次が自分じゃない、なんて誰が確信を持っていえるんでしょうか。
少なくともお役所の人は危機感のカケラもなさそうですが(笑
kanafrさんのお宅も暖房と給湯が止まったんですか。心細かったでしょうねぇ。
そんな時こそ!の男№2くんは活躍しましたか?(笑
若さゆえの安いヒロイズムっておじさん決して嫌いじゃないよ?(笑>№2くん